元から低血糖ではない
女性でよく、「私低血糖だからお腹すくとイライラするの」っていう方がいます。この仕組みも理解していくことでそもそも「低血糖」という症状が生まれつきとかではないというのが理解できてくると思います。
普段から、糖を多めの食事を取っていた方、例えばパン、メン、白米、ジュース、ゼリー、アメ、等々。
そういう方は、インスリンが急に上がったり、下がったり、いわゆる低血糖に陥りやすいくなります。
これをグルコーススパイクとも言います。簡単にいうとガバガバ甘い物、精製された炭水化物を食べると血糖値が急上昇します。それを下げるのに大量のインスリンが分泌されて乱降下するという感じです。
部活動をやっていた学生の頃とか、夜にどんぶりご飯食べて、朝も寝起きからバカバカ食べて、2時間目の授業終わったら、お腹空いてきて早弁して。お昼も食べて、晩ご飯前も食べて・・・そんな経験ありませんでしたか?
これは夕食後血糖値どかーんと上がって、夜中とか寝てる間に、インスリンが過剰に出て、低血糖状態になり、朝起きたらお腹すきすぎて、バクバク食べれちゃうんです。そしてまた食べて、食べて・・・の繰り返し。
当然それが習慣化している方、即ち低血糖が起こる人=高血糖な食事をしているという事が見えてきます。女性でも甘いものに目がない方は同じような事が起きています。
私も普段は朝ごはんはほとんど食べませんが、たまぁに白いおにぎりなど食べると2時間後くらいに急にお腹が空いてり、昔はそこから更にチョコなどを食べてまたその2時間後に今度は手が震えるような低血糖状態になったり・・・ そんな経験をお持ちの方はいないでしょうか?
本来野性動物も昔の先住民も寝起きでご飯食べません。食べれません。なぜなら食べ物がないから。
昔の農工時代も2食と言われています。 朝数時間か畑仕事してから、玄米おにぎりと、味噌汁などを食べていました。 エジソンがトースターを発明し、売るために朝ごはんを食べましょうってキャンペーンを始めたとも言われています。
そもそも私たちには、糖をエネルギーにしなくても、脂質とたんぱく質で蓄えたエネルギーを使う力が備わっています。 その代謝の仕方をケトン代謝とも言います 実は生まれたての赤ちゃんの血液の成分や胎盤をみると、ほとんどケトン体の塊だと言われていることから、本来そもそも人類自体が、ケトンを中心にエネルギーを代謝してたと推測できます。 そうでなければ、先住民の時代に、1、2食食べられないなんて当たり前なのに、そんなすぐに低血糖で倒れていたら、熊やライオンに襲われるかもしれません。
現代、私たちの周りには糖だらけで、精白し過ぎた、遺伝子組み換えされた、米や小麦、砂糖だらけなのです。 薬も飲みすぎると中毒がおきますが、実は砂糖も似たような症状が起こります。
それも含めて、減糖、断糖ができてくるだけで、ダイエットだけではなく将来様々な健康被害からも回避できるのです。 一歩ずつ糖質ジャンキーから抜け出して、健康で美しくなりましょう。 焦らず、ゆっくりで大丈夫ですよ。本当の正しいダイエットはそんなに甘くありません。脳が覚えている砂糖中毒との決別でもあるのです。