腰痛と呼吸の関係:浅い呼吸が腰を緊張させる理由

「腰がつらいと、なんとなく息が浅くなる」
「リラックスしようとしても、腰のこわばりが抜けない」

そんな経験はありませんか?
実は、腰痛と呼吸には深い関係があることがわかっています。
普段の呼吸が浅いと、体の緊張が取れずに、腰の痛みや不快感を助長してしまうのです。
今日は、腰痛と呼吸のつながり、浅い呼吸が与える影響、そして改善のための呼吸法をご紹介します。


1. 呼吸が浅くなると、なぜ腰が痛くなるのか?

呼吸が浅い状態とは、胸だけで息をしている「胸式呼吸」のこと。
この状態が続くと、以下のような影響があります。


● 筋肉がこわばる
→ 浅い呼吸では副交感神経が働きにくく、体は常に緊張状態になります。
→ 特に背中・肩・腰の筋肉が緊張しやすく、慢性的な腰の張りやだるさにつながります。


● お腹の筋肉が使われにくくなる
→ 腹式呼吸をしないと、お腹まわり(インナーマッスル)が働かず、腰を支える力が弱まってしまいます。


● 姿勢が悪くなる
→ 浅い呼吸では首や肩が前に出やすく、猫背や骨盤の後傾など腰に負担のかかる姿勢がクセになりがちです。


2. 腰痛改善に効果的な「腹式呼吸」とは?

腹式呼吸とは、横隔膜(お腹と胸を隔てる膜)をしっかり動かして、お腹を膨らませるように行う深い呼吸です。
この呼吸法には、以下のような効果があります。

・体をリラックスさせる(副交感神経が優位に)
・お腹まわりの筋肉(体幹)を自然に活性化
・背中や腰の筋肉の緊張をゆるめる
・内臓の動きがよくなり、血流が改善される


3. 腰にやさしい呼吸法のやり方

1日たった3分でも、習慣にすることで効果が期待できます。

【仰向け腹式呼吸】

  1. 仰向けで寝て、膝を立て、リラックスします
  2. 片手をお腹、もう片方を胸にあてます
  3. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふくらむのを感じる
  4. 口から細く長く息を吐きながら、お腹をへこませていく
  5. これを1分×3セットほど繰り返します

ポイントは「お腹が動いて、胸はできるだけ動かさない」ことです。
最初は難しくても、少しずつコツをつかんでいきましょう。


4. 呼吸と合わせてやりたい軽い動き

呼吸を意識しながら、軽く体を動かすことで、よりリラックス効果が高まります。

● 両腕を上げて背伸び+ゆっくり息を吐く
● 仰向けで膝を左右に倒す動きと呼吸を合わせる
● 椅子に座って背筋を伸ばし、深呼吸

これらの動きを日常に取り入れるだけでも、腰まわりの緊張がスッと軽くなる感覚が得られるはずです。


5. まとめ

腰の痛みを改善したいとき、「呼吸」は意外なカギになります。
普段意識していない呼吸を整えることで、体の内側からゆるみ、腰への負担がぐっと軽くなることがあります。

今日からできること:
● 仰向け腹式呼吸を1日3分だけやってみる
● 呼吸とストレッチをセットにしてみる
● 日中に「深く吸って、長く吐く」を意識する瞬間をつくる

姿勢や筋肉だけでなく、「呼吸」からも腰を整えてみませんか?
体の内側が整うと、腰の重さも自然と軽くなっていきますよ。

 

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